ホンダとトヨタ、中国・広州での生産倍増
 【広州=菅原透】ホンダとトヨタ自動車は中国・広州の合弁工場で増産体制を敷く。ホンダは欧州向け輸出専用工場の生産量を来春にも現在の2倍の年5万台ペースに、トヨタ自動車は中国市場向け合弁工場を年末にも同2倍の年20万台ペースに引き上げる。両工場とも昨年から今年にかけて稼働したばかりだが、旺盛な需要を後ろ盾に短期間でフル稼働を目指す。

 ホンダは欧州向け小型車「ジャズ(日本名、フィット)」を生産する現地合弁「本田汽車(中国)」(広東省)、で来年4月から夜間操業を始める。1日の生産量は現在の2倍の200台となり、2005年4月の稼働から2年で年産5万台のフル生産に入る。「欧州では日本製と変わらない品質が評価され、販売も伸びている」(金山裕則総経理)という。

nikkei.co.jp(2006-07-31)