ホンダ、ミニバンで攻勢 新型「ストリーム」発売へ

 ホンダは14日、新型のミニバン「ストリーム」を発売する。車高を低くし、走行性も高めたのが特徴だ。90年代半ばから伸びてきたミニバン市場だが、国内の需要全体が落ち込む中、競合は激化。今回の新型ストリームで、ミニバン市場首位のトヨタ自動車への肉薄を図る。

 6年前に発売した初代を全面改良した。3列座席の7人乗り。車高は前輪駆動車で154.5センチと、160センチ台が主流のミニバンの中では最低級とした。車内が狭くならないよう、2列目と3列目の間を従来モデルより3センチ広げたほか、燃料タンクを薄型にして3列目の床を平らにした。

 排気量は1.8リットルと2リットルで、価格は180万6000〜254万1000円(税込み)。小さな子供のいる団塊ジュニアの30歳代を主なターゲットとし、月5千台の販売を狙う。

 ミニバンは94年発売のホンダの「オデッセイ」のヒットなどを経てブームに。今では登録車(軽自動車以外)の4台に1台程度を占める。トヨタが「ウィッシュ」などの投入でホンダを大きく引き離し、現在はトヨタのミニバン市場占有率は50%以上、続くホンダが20%台前半と差が開いている。

《追記》
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asahi.com(2006-07-14)