ホンダが3年連続21回目出場
都市対抗野球:南関東

 社会人野球の第77回都市対抗野球の予選2次は21日、南関東で第1代表決定戦があり、ホンダ(狭山市)が日本通運(さいたま市)を降し、3年連続21回目の出場を決めた。

 ◇ベンチのさい配はまる

 「どの選手を出しても(戦力は)変わらない」と宇田川監督が豪語するように、ホンダの強さは選手層の厚さにある。

 この決定戦でもまざまざと見せつけた。まずは二回の攻撃。4番・金子が中前打で口火を切ると、続く新人の上岡が、右中間に先制2ラン。たたみかけるように主将の7番・岡野勝からの3連打で加点した。さらに七回。
2死満塁の場面で好調の上岡に代打の小板を送る余裕を見せ、その小板がだめ押しのアーチをかけた。投げては2年目のエース筑川と31歳のベテラン坂本が継投で日通打線をねじ伏せた。

 重圧のかかる第1代表決定戦で、ベンチのさい配がぴたりとはまった。「ベテランと若手がうまくかみ合い、本当にありがたい」と目を細めた宇田川監督。「ドームでの目標は」と聞かれ、「2年連続で優勝を逃しているので、今年は最後までいきたい」と、自信たっぷりに大きな目標を掲げた。【山本亮子】

毎日新聞(2006-06-21)