ミレニアム技術賞に中村修二氏 
賞金1億4千万円


 フィンランド政府などがつくるミレニアム技術賞基金は15日、06年のミレニアム技術賞を米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授に贈ると発表した。授賞理由は、「高輝度青色LED(発光ダイオード)など革命的な光源の開発」。賞金は100万ユーロ(約1億4000万円)、授賞式は9月8日にヘルシンキで行われる。

 中村教授は、発明の正当な対価を求めて勤務していた日亜化学工業を訴えるなど、「闘う技術者」としても知られる。同賞は04年創設で、人々の生活の質を革新的に向上させた技術が対象。今回が2回目の授賞で、初回はインターネットの情報利用技術ワールド・ワイド・ウェブ(www)を発明したティム・バーナーズリー氏に贈っている。

<<参考-1>>
ミレニアム技術賞は、現在および将来的に人々の生活の質を 向上させ、また、人類の繁栄に有益な影響をもたらした技術に隔年、授与される。技術賞としては世界最高額の賞金100万ユーロが授与される。

<<参考-2>>
本田財団では、2000年度の本田賞をカリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授に贈った。中村教授は、本田賞 第21回目の授賞で日本人として三人目の受賞者である。

asahi.com(2006-06-15)