ホンダが北米に四輪工場、500億円投資し09年にも稼働

  ホンダは2009年稼働を目指し、北米に四輪車の新工場を建設する方針を固めた。投資額は500億円規模の見通し。当面は年間約15万台を生産し、ガソリン高で需要好調の低燃費車で攻勢をかける。大型投資に慎重だったホンダは、埼玉県に約30年ぶりの国内工場となる新型エンジン拠点も計画。需要頭打ちの国内は先端技術育成、最大市場の北米は増産に向け工場をほぼ同時に建設し、最適なグローバル生産体制を再構築する。

 北米の四輪車新工場はアラバマ州で01年に稼働して以来、8年ぶり。6カ所目となる新工場の能力は、北米販売の10%弱に当たる。ホンダの05年の北米での販売台数は前年比6%増の約166万台で、世界販売の50%を占めている。

nikkei.co.jp(2006-05-15)