ホンダ、丸順の筆頭株主に――関係強化で100万株引き受け

 ホンダ(7267)は13日、自動車部品中堅で名古屋証券取引所第2部上場の丸順(3422)が実施する総額約10億円の第三者割当増資を引き受けると発表した。発行する総株式数は100万株。ホンダが保有する丸順株の割合は、議決権ベースで11.30%から20.37%に上昇し、筆頭株主となる。丸順はホンダの自動車用部品の主要な取引先だが、増資引受でさらに関係を深め、中国市場など海外での生産体制強化などで協力する。

 第三者割当増資の発行価格は1株1010円で、払込期日は3月29日の予定。増資によって、丸順株の発行済み株式総数は977万1000株に増加する。丸順では、増資による調達資金を「全額設備投資に充当する」としている。13日の名証で丸順株の売買は成立しなかった。10日終値は1030円だった。

《追記》
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markets.nikkei.co.jp(2006-03-13)