ETCの前払い割引廃止、ドライバーの苦情殺到

 道路関係4公団の分割民営化に伴い、自動料金収受システム(ETC)利用者向けの前払い割引サービスが廃止されることに対するドライバーの問い合わせ、苦情が相次ぎ、1カ月余で3万5000件に達した。新会社は「新制度のマイレージサービスで同等の割引をしている」と説明するが、首都高速道路などが新制度の対象外となったことから、ドライバーの反発は根強い。

 廃止されるのは、ETC利用者を対象とする前払い割引サービス。20万円を上限に通行料を前払いすると、一定額の通行が無料になる。1万円の入金で1万500円分、5万円で5万8000円分利用できるという高い割引率が人気を呼び、2002年7月のスタート以来、約300万人が登録した。

nikkei.co.jp(2005-11-05)