F1参戦へ鈴木亜久里代表が会見;佐藤琢磨との交渉認める

 自動車の元F1ドライバー、鈴木亜久里氏(45)が1日、東京都港区のホンダ本社で記者会見し、来季からのF1参戦を目指す新チームを立ち上げ、チーム代表に就くことを発表した。

 すでに国際自動車連盟(FIA)への申請を済ませ、12月初旬に参加の可否が決まる見通し。チーム名は「スーパーアグリ・フォーミュラワン」。ホンダからエンジン供給を受け、チーム所在地は東京都内。ただ、F1参戦実績のある元アロウズの旧施設を使用し、英国を活動拠点とする。

 ドライバーは、BARホンダを去る佐藤琢磨との交渉を認めた。昨年の米国グランプリで日本人として鈴木氏以来14年ぶりの3位に入った佐藤は前向き。F1表彰台経験者の2人が同じチームで戦う可能性は高そうだ。

 一部報道でソフトバンクの名が挙がったスポンサーについては「多くのスポンサーに集まってもらえれば強いチームが作れる。頑張っている最中です」と明言を避けた。〔共同〕

nikkei.co.jp(2005-11-01)