佐藤琢磨にミッドランドが契約打診

 【ロンドン=千葉直樹】自動車のF1世界選手権で今季、ジョーダンとして参戦、来季からはミッドランドと改称するチームが20日までに、今季限りでBARホンダの正ドライバーの座を失った佐藤琢磨(28)に来季の正ドライバーの契約を打診していることが明らかになった。

 ミッドランドのコリン・コレス代表は同日発売の英「オートスポーツ」誌に対し、「佐藤の決断次第であり、彼が契約を望むなら、来季のドライバーになり得るだろう」と語った。

 佐藤は2002年に、前身のジョーダン・ホンダ(当時)からF1にデビュー。来季については、ホンダエンジンを搭載して新規参入を狙う11番目のチームからの参戦の可能性を模索する一方で、既存チームとの接触もあることも明らかにしていた。ミッドランドはトヨタのエンジンを使用する。

読売新聞(2005-10-21)