ホンダ、2006年からF1参戦する新チームに
V8エンジンを供給予定

 ホンダは2005年10月4日、F1日本グランプリの記者会見において、2006年から11番目のチームとして新規参入を予定するチームに、V型8気筒エンジンの供給を検討していると発表した。新チームは、まだ参戦承認が得られていないため、詳細は未定。

 2005年春から第2チームへのエンジン供給の道を探っていたが、9月に入り新規参入チームへの供給について具体的な話が出てきたという。F1の2006年参戦申込みは2005年11月15日が締め切り。そのころには新チームが確定する見込み。

 供給するエンジンはV型10気筒エンジンの改造型ではなく、V8エンジンとし、シーズン当初はHondaチームと同じ型式を供給するという。

 このチームのドライバーラインアップについては「まだ関知する環境にはない」(広報・モータースポーツ担当執行役員の大島氏)とした。2006年にB・A・R Hondaチームのシートを失うことが決まっている佐藤琢磨選手は「新チームの新規参戦は確定していないが、オファーを受けていることは確か」とコメントした。 (櫛谷 さえ子=日経Automotive Technology)

日経Automotive Technology(2005-10-04)