ホンダがBARH社の全株式を取得、
2006年はHonda単独のF1チームへ

 ホンダは2005年10月4日、F1チーム「B・A・R Honda」を運営するBAR Honda GP社の持ち株会社であるBARH社の全株式を取得することで合意したと発表した。現在45%出資しているが、年内にBritish American Tobacco(BAT)社が持つ55%分を買い取る。これにより、2006年はHonda単独のF1チームとして参戦することになる。

 F1チームは、引き続き英国ノーザンプトン州ブラックリーに本拠地を置き、バークシャー州のHonda Racing Development社と連携してレースに参戦する。チーム名は未定。

 当初45%出資したときには株式全額取得の意志はなかったという。しかし、F1のタバコ広告の制約を受けてBAT社が撤退の意向を示したことにより、ホンダが全額出資することに決めた。資本関係の変更に際しチームの組織変更はなく、現在の体制を強化していきたいとした。 (櫛谷 さえ子=日経Automotive Technology)

《追記》
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日経Automotive Technology(2005-10-04)