ホンダ、二輪車用エアバッグ開発
世界初の実用化へ

 エアバッグでバイクも安全性向上――。ホンダは8日、二輪車が正面衝突した場合の傷害を減らす「二輪車用エアバッグシステム」を開発したと発表した。2006年半ばに米国発売を予定している大型二輪「ゴールドウイング」(排気量1800cc)に搭載する。ホンダによると、二輪車用エアバッグの実用化は世界初。

 二輪車が車や人などに衝突すると加速度センサーやECUが衝突を検知・判定し、約0.06秒でエアバッグが膨らむ。正面衝突しても時速50キロメートル程度までなら、運転者が車体から放り出されることがほぼなくなるという。日本や欧州向けの製品にも順次、エアバッグを装着していく。

 ホンダによると、二輪車での死傷事故の6割程度が正面衝突。時速90―100キロメートルのような死亡事故につながる速度でも効果が期待できるとしている。

《追記》
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nikkei.co.jp(2005-09-08)