米マイクロソフト、新OSの試験版を公開

 【ニューヨーク27日共同】米マイクロソフトは27日、同社の次世代基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・ビスタ(Vista)」の試験版を、ソフトウエア開発者ら1万人以上に公開したと発表した。セキュリティー面に重点を置いたのが特徴で、発売は2006年中としている。

 新OSには、コンピューターウイルスなどを探して削除するなどの新たなデータ保護機能や、検索を高速化する機能が盛り込まれた。今後、試験版の利用者からの意見をもとに、発売まで改良を重ねる。

 マイクロソフトは、アップルコンピュータのマックOS次世代版や無償ソフト「リナックス」など競合他社の製品に対抗するため、新OSをシェア維持の柱に据え、発売を急いでいる。

nikkei.co.jp(2005-07-28)