ホンダ、売上高10兆円突破めざす・
経営3カ年計画

 ホンダの福井威夫社長は20日、東京都内で会見し、2005年度から3カ年の新経営計画を発表した。最終年度の07年度に四輪車の世界販売台数を400万台(04年度実績比23%増)へ拡大、連結売上高は10兆円(同16%増)の大台を突破する見通し。経済成長が続くアジアや主力の北米など海外市場が事業拡大のけん引役になる。

 07年度の二輪車の世界販売台数は1600万台(同39%増、現地調達率100%のホンダブランド車を含む)、汎用エンジンや発電機などの汎用製品は650万台(同23%増)を見込む。

 高い成長を支えるのが海外部門。約40億円を投じて来春、タイの四輪車エンジンの年産能力を2倍の30万基に増強する。他のアジア諸国へのエンジン供給基地の役割を担う。新興市場国「BRICs」の一角のインドでは、06年中に主力乗用車「シビック」の現地生産を開始。年内に年産5万台体制を整え、10年までに10万台に引き上げる。

《追記》
  ☆本田技研工業情報「2005年 年央記者会見 福井社長スピーチ骨子」ここをクリック

nikkei.co.jp(2005-07-20)