都市対抗野球: 東海地区代表にホンダ鈴鹿

 第76回都市対抗野球予選は30日、4代表が決まった。東海の代表決定戦は、ホンダ鈴鹿(鈴鹿市)が延長十回サヨナラで決め、3年ぶり16回目の出場を果たした。

◇東海(岡崎市民)
▽代表決定戦

三菱重工名古屋
1000000000=1
0000000101=2
ホンダ鈴鹿
(ホンダ鈴鹿は3年ぶり16回目の出場)

 前打席は変化球に三振していたホンダ鈴鹿の松葉は延長十回の打席で「真っすぐだけを狙う」と決めていた。狙い通り、内角速球を中前にはじき返すと、スピードを落とすことなく二塁を陥れた。「中堅手の緩慢な処理を見て狙った」とサヨナラのおぜん立てをした。
 2死となったが勝負をかけた與本監督は迷うことなく代打に一瀬を送った。今春右手小指のけがで思うようなプレーが出来ていなかったが、「集中していた。試合に出たくてうずうずしていた」と燃えていた。内角の速球に詰まった打球を見て「落ちた。これでドームにいける」と、サヨナラ勝ちを確信した。
 東海REX戦でも代打でサヨナラ打を放った一瀬。勝負強さにかけた與本監督のさい配が土壇場で勝利を呼び込んだ。【渡辺隆文】

mainichi-msn.co.jp(2005-07-01)