ホンダ、中国物流を自前で効率化・
トラック輸送免許取得

 【上海=川瀬憲司】ホンダは子会社を通じ、中国で初めてトラック輸送の免許を取得した。従来は現地の生産会社が別々に外部の運送会社に自動車や部品の輸送を委託していたが、物流の一本化が可能になる。子会社が日本での物流ノウハウを持ち込み、在庫や輸出も含めた業務を統括、コスト削減と効率化を進める。

 中国で物流を担うのはホンダの子会社、ホンダ・エクスプレス(三重県鈴鹿市)が全額出資する本田物流(武漢)倉儲(湖北省武漢市)。中国交通省から今月7日付で危険物などを除いた貨物の道路運輸の認可を得た。月内にも営業許可や運行免許を取得する。自社保有できるトラックは最大20台だが、外部のトラックを借りて台数を増やし中国内の配送を手掛ける。

NIKKEI NET(2005-06-18)