ホンダ、米アラバマで3割増産・
北米で年産150万台

 ホンダは北米で四輪車生産を拡大する。2007年度をめどに小型トラックの専用工場であるアラバマ工場(米アラバマ州)の年産能力を3割増強、工場新設に相当する10万台分を上積みし、北米で年産150万台体制を築く。需要不振で減産を迫られている米国勢と、好調な日本勢の格差が一段と鮮明になる。

 ホンダは北米に4カ所の車両組み立て工場を持つ。現在の年産能力は計140万台だが、アラバマを能力増強する3年後に7%増の約150万台へ高まる。カナダでも並行生産している多目的スポーツ車(SUV)「パイロット」の生産をアラバマへ集約、ミニバン「オデッセイ」の増産にも充てる。カナダではホンダ初のピックアップトラック「リッジライン」の増産余地を確保する。

NIKKEI NET(2005-06-03)