二輪車各社、今年度のアジア販売急拡大・
ホンダは1000万台突破

 国内二輪車メーカーがアジアでの販売を急拡大している。最大手のホンダの販売台数は2005年度には1000万台を突破する見通しで、各社とも前年度と比べて2―3割の比率で台数を増やす。インドやインドネシアなどで需要が急速に高まっているのに対応する。一方、国内はスズキを除く3社で減少する見込み。二輪各社にとってアジア戦略の成否が成長戦略にますます大きな影響を与えることになる。

 ホンダの06年3月期のアジアでの売り上げ台数は決算上は前期比3.4%減の約791万台。ただ、これは中国とインドの持ち分法適用会社で生産・販売する、部品の現地調達率が100%のホンダブランド車が含まれていないため。この台数を含めると今期は約1130万台となる。

NIKKEI NET(2005-05-17)