「全日空が初のトップ、日立も急伸」
リクルート大学生就職希望企業

 リクルートは2005年4月14日、来春卒業予定の大学生・大学院生を対象とした「採用ブランド調査2005」の結果を発表した。就職志望企業の1位は全日空で、前年の6位からトップに躍り出た。同社が1位になるのは1998年の調査開始以来初めて。

 卒業を控えた学生に、職業意識、企業選択の視点、就職希望企業などを聞いたもので、2月から3月にかけて同社の就職情報サイト「リクナビ」登録者約51万5000人を対象にインターネット上でアンケートを実施。2万195人の回答を集計した。回収率は3.9%。

 2位は前年トップだったトヨタ自動車。以下、3位はJTB(前年3位)、4位はJR東海(同7位)、5位はサントリー(同4位)、6位は電通(同2位)、7位は積水ハウス(同12位)と日産自動車(同8位)、9位は博報堂(同9位)、10位は日立製作所(同85位)。

 業界別では、運輸・旅行の人気が高く、全日空、JTB、JR東海にJR東日本を加えた4社が3年連続で20位以内にランクインした。また、自動車メーカーもトヨタ、日産、ホンダの3社が3年連続で20位入りし、学生の支持を集めていた。

nikkei bp(2005-04-16)