ホンダ、2004年度は4期連続で過去最高益更新

 本田技研工業は2004年4月26日、2004年度の決算発表を行い、連結売上高は5期連続、純利益は4期連続で過去最高を更新したことを発表した。

 連結売上高は前年度比6%増の8兆6501億円で、営業利益は同5.1%増の6309億円、純利益は同4.7%増の4861億円となった。売上高営業利益率は7.29%と2003年度の7.35%とほぼ同等。  売上台数は四輪、二輪、汎用事業すべてで過去最高を記録した。四輪は中国向け部品が増加し、欧州や北米が前年度を上回ったため、国内が減少したにもかかわらず、8.7%増の324.2万台となった。
 二輪は、インドネシアやインドなどアジア地域が主に増加し、13.9%増の1048.2万台、汎用事業は北米やアジアでの売上が増大し、5%増の530万台だった。

 なお、2005年度については、四輪や汎用事業の台数増加によって売上高9兆3000億円、営業利益6500億円、純利益4500億円を見込んでいる。
 北米においてはアラバマ工場第二ラインがフル稼働して年9万台の生産規模になることを前提にしており、ライトトラックを増産する計画。また、シビックのモデルチェンジ、アコードの大幅なマイナーチェンジも予定している。
 国内においては、ステップワゴンを投入し、秋にシビックをモデルチェンジすることで、75万台の販売目標を掲げている。

《追記》
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日経Automotive Technology(2005-04-26)