9部門で日本車がトップ・米雑誌の自動車評価

 【ニューヨーク7日共同】米国の有力な消費者情報誌コンシューマー・リポーツが7日発表した自動車の総合評価ランキングで、ホンダの「アコード」が家庭向けセダン部門の首位となるなど、日本車が10部門のうち9部門でトップとなった。

 日本車は昨年、米国市場で初めて市場占有率(シェア)が30%を突破しており、あらためて人気の高さを裏付けた。

 ホンダは激戦の家庭向けセダンのほか、ミニバン、三列シートのスポーツタイプ多目的車(SUV)など4部門で首位に。トヨタ自動車は3部門を制し、環境車部門でハイブリッド車「プリウス」、中型SUVと高級セダンで「レクサス」シリーズが選ばれた。富士重工業も小型SUVなど2部門でトップだった。

 日本車は昨年、6部門でトップだったが、ホンダが健闘し部門別首位数を押し上げた。日本車以外では、小型セダン部門で米フォード・モーターの「フォーカス」が選ばれた。同誌はディーラーから実際に自動車を購入し、テストコースや公道で走行性能や安全性などを検証している。 (10:05)

NIKKEI NET(2005-03-08)