二輪車4社、世界販売急拡大
05年シェア6割に迫る

 二輪車各社の世界販売が急拡大している。最大手のホンダは2005年の販売を前年比16%増の1220万台に拡大する。ヤマハ発動機などを加えた4社合計は18%増の1995万3000台となる見通しで、2ケタの伸びになる。日本ブランドの世界シェアは04年に比べて約6ポイント高い58%程度まで高まる見通しだ。04年の4社の世界販売は03年比27%増の1686万9000台。05年も前年に引き続いて高い成長率を維持する見通しだ。

 けん引役となるのは中国、インド、インドネシアの二輪車の「世界3大成長市場」。ホンダの海外販売は17%増の1181万台に拡大する計画で、同社の世界販売の97%を占める見通し。ヤマハ発もインドネシアの生産能力を07年までに段階に増強、現在の2倍に拡大する計画。インドネシア、タイ、ベトナムの05年の販売は3割増の167万台に拡大する。

NIKKEI NET(2005-02-05)