ホンダ国内販売3年で1割増・四輪車82万台計画

 ホンダは2007年までの3カ年の国内販売計画を策定した。四輪車の国内販売台数を04年(実績見込み)比で1割増の82万台に引き上げる。IT(情報技術)を活用してサービス強化や効率化を進め、約1000社の系列ディーラーの売上高経常利益率を1%強から3%に高める。少子高齢化の進展で国内市場は今後拡大が見込めない。ホンダ車の保有顧客は3年後には1000万人を突破する見込みで、買い替え需要の囲い込みに重点を置く。

 ホンダの04年の国内販売は前年比横ばいの74万台にとどまる見通し。05年はミニバン「ステップワゴン」の全面改良など新型3車種の投入で77万台、06年は79万台、07年は82万台と段階的に増やす計画。

NIKKEI NET(2005-01-01)