ホンダ中国初の乗用車輸出専用工場が広州に完成

 ホンダの中国初の乗用車の「輸出専用工場」(第1期)が23日、広州輸出加工区に完成した。初期の生産能力は5万台。

 完成したのは本田汽車(中国)の工場。本田汽車(中国)はホンダと広州汽車集団有限公司、東風汽車工業投資有限公司の共同投資によって2003年9月に設立された。ホンダが中国の現地法人を含めて65%を出資。またホンダの中国合弁会社、広州本田汽車(広州ホンダ)の合弁相手である広州汽車集団が25%、東風汽車工業投資が10%を出資している。外資側の出資率が高い国内初の自動車合弁事業となる。

 同工場の第1期投資額は1億2500万ドル。登記資本は8200万ドル、占有面積は78万5000平方メートル。排気量1500ccのエコノミー型乗用車および部品を生産する。溶接、塗装、完成車組立の3工場から構成される。(日中グローバル経済通信)

日経BP社(2004-12-27)