ホンダ、1000cc級戦略車を開発
2008年めどに欧州投入

 ホンダは排気量1000cc級の「コンパクトカー」と呼ばれるクラスで、2008年にも発売する世界戦略車の開発に着手した。軽量化・省燃費を追求するため、日本の独自規格である軽自動車をベースにする。まず環境規制の厳しい欧州市場に投入し、年5万―10万台の販売を目指す。生産拠点はタイを検討する。コンパクトカーは石油高を背景にアジアなどでも需要拡大が見込まれており世界の自動車大手の間で市場争奪が本格化する。

 欧州連合(EU)の環境規制で、自動車メーカーは新車の二酸化炭素(CO2)排出量を08年までに1995年比で平均25%削減する必要がある。規制値はその後さらに強化される見通し。

NIKKEI NET(2004-12-06)