自動車の平均寿命10.97年に
性能向上で「高齢化」

 国土交通省の外郭団体である自動車検査登録協力会は15日、2004年3月末時点の自動車保有動向をまとめた。自動車が新規登録されてから登録抹消されるまでの平均年数(車の平均寿命)は10.97年となり、1974年の調査開始以来最高となった。最高更新は7年連続で、10年前と比べると1.71年延びた。自動車の性能向上が影響したとみられる。

 国内で走っている車が新規登録されてからの平均年数(車の平均年齢)は6.58年となり、11年続けて過去最高となった。景気低迷で新車販売の伸び悩みが続いたことで「自動車の高齢化」が進んでいる。

記:日本経済新聞 朝刊 (2002-11-16)