ホンダ、米に変速機工場・300億円投資

 ホンダは2006年にも、米南部のジョージア州に四輪車の基幹部品である自動変速機(AT)の新工場を建設する。まず年産10万台規模で生産を立ち上げる。投資額は約300億円。ホンダは完成車の主力工場が集中する米中西部で、年間100万台のATを現地生産している。新たに南部のアラバマ州で完成車生産を拡大しているのに合わせ、近接するジョージア州でATを増産して、部品の現地調達化を加速する。
 10日(米現地時間では9日)、米国ホンダの近藤広一社長とジョージア州のパーデユー知事が記者会見して発表する。
 新工場で生産するATは、主にホンダのアラバマ工場で生産する多目的スポーツ車(SUV)「パイロット」やミニバン「オデッセイ」に搭載する。当初は年10万台でスタートするが、アラバマ工場のフル稼働など北米での完成車の増産に合わせ、同30万―40万台規模まで順次拡大していく計画。

《 参照 》
  本田技研工業広報発表資料<<<ここをクリック>>>

NIKKEI NET 情報(2004-11-09)