ホンダ、中国に新工場

 【広州=菅原透】ホンダは中国で新工場を建設する。合弁会社の広州本田汽車(広州ホンダ、広東省)が約15億元(約200億円)を投じて年産12万台の乗用車工場を広州市に新設、2006年に稼働させる。06年の中国年産能力はホンダだけで現在の二倍の約53万台に達し、トヨタ自動車や日産自動車を含む日本車上位3社では100万台を突破する見通し。先行する独フォルクスワーゲン(VW)や米ゼネラル・モーターズ(GM)も年産100万台超への能力増強を進めており、日米独勢の中国市場争奪戦が一段と激しくなる。

 広州市東部の増城地区に現工場を上回る80万平方メートルの敷地を確保して建設する。投資資金は広州ホンダが負担。06年後半にも主力セダン「アコード」や小型車「フィット」の生産を開始、中国で販売する。新型車生産も検討。最終的な生産能力は年産24万台規模まで拡張する計画だ。

《 参照 》
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NIKKEI NET 情報(2004-11-08)