ホンダ、四輪生産を2日間休止・地震で
部品調達遅れる

 ホンダは5日、新潟県中越地震の影響により、埼玉製作所(埼玉県狭山市)、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)、軽自動車の生産委託先の八千代工業四日市製作所(同県四日市市)の3工場で、四輪車の生産を8日、9日の2日間休止すると発表した。計約1万200台の生産が遅れる。
ホンダ車のメーターを生産する日本精機(新潟県長岡市)からの部品調達が地震で遅れたため。国内に持つ四輪車の完成車生産拠点がすべてストップする異例の事態となった。同社は、本来は休業日の12月4日、同18日にラインを動かし、生産の遅れを取り戻すとしている。

 ホンダは二輪車部門でも、浜松製作所(静岡県浜松市)と熊本製作所(熊本県大津町)で2―4日間の生産休止を決めており、生産態勢への影響が一段と拡大した。
 完成車工場の休止に伴い、軽自動車用のエンジンを生産する熊本製作所のエンジン部門も休止する。

NIKKEI NET 情報(2004-11-05)