今回のホームページ更新内容は「吉澤伸さんの発明談義」のページを追加しました。ページの中にも書いてありますが、吉澤さんは私の発明の師匠のような存在で、吉澤さんがまだ家庭日用品メーカーレック（株）に在籍中からのお付き合いです。

　発明を志す者は誰しも、自分が発明したものが何時の日か商品化され、大量に販売されて多くの収入が得られることを夢見ていると思います。また、それは収入の多少ではなく自分の発明品が広く世間で認知され評価されることは発明家としての本分です。しかし、商品化は発明するより難しいと言われています。どうやって商品化に成功するか一番関心があるところです。
　商品化の手段としては二通りあります。一つは自分で投資して商品化する。もう一つはメーカーに売り込んでスポンサーになってもらい、契約金とロイヤルティーをもらう。前者は間違いなく商品化できますが金型投資やカタログ・取扱説明書・包装品などの販売経費に多大なお金がかり大きなリスクを伴います。この場合金型などの多額な投資をせずに手作りで作る方法もありますが、この場合は製作数量に限界があり多くの収入は期待できません。後者はリスクがなくスポンサーがつけば黙っていてお金が入ってくるので街の発明家にとっては一番理想的です。しかしスポンサーがつく確立は千分の１とか万分の１とか言われています。吉澤さんの話を聞くことで、そのへんの何かヒントが得られるかも知れません。

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記：山永 順一（2004-06-13)