5月連休便り
=== 中国から ===

 中国も、今日〈5月1日〉から連休に入りました。SARSの問題で、外出 を極力控えろ、と言うことです。広州は、北京ほどではないのですが、APACも中 国人・出張者・駐在員全て広州から出る事を禁止しました。従って、近くを散歩する か、ゴルフに行くか、食料をかい出しに行くか・・・・です。昨日から、広州空港ではマ スクの着用者が増えたようですし、全員体温を検査〈赤外線?〉するようですし、問 診表を書かせるようになったり看護婦も詰めているようです。しかし、北京や香港の 様にビルなり学校なりを完全にシャットダウンするような事はないようです。市内 は、マスクをしている人は左程増えたように思いませんし、今日行って来た花園でも 規制はしておりませんでした。発病者は、他と比べてうんと少なくなっております。

 今日はAPACの経理の張さんと彼氏に2つの花園に連れて行ってもらいました。 『百万?園』と『花花世界』と言うところです。  前者は、年中百万本のヒマワリが咲いているところですが、春節の時にはチューリップが咲いております。胡蝶のような花が咲いている、広州には珍しく、日本から来たもの、と解った様な解らない説明を張さんから聞き、ヒョットしてパンジーかも?と思っていきましたが、果たしてそうでした。面白い名前が付いておりました。
 後者の『花花世界』はまだ新しく整備しているところで、年に何回か催し物をやっ ているようです。今回は、2週間ほど牡丹の花を展示してありました。ボタンの適温 は、15度から20度くらい、北のほうが良いようです。河南小が一番有名で、洛陽 というところが一番だそうです。丁度今頃が見ごろだそうですが・・・牡丹は中国の国 花であり、広州でも咲かせる事を唐の時代からしていたそうです。河南省から取り寄 せ〈土もろとも〉春節に咲かせていたそうです。翌年はうんと小さくなり、その翌年 は割かなくなる。広州の土では咲かない、と言う事だったようです。

記:川崎 拓央(2003-05-02)