古代野菜“のらぼう”

 食品の物づくり・食文化を皆が支える活動、“スローフード運動”の世界的な広がりの中に有って、日本でも見直されている様です。
 我が古里、東京都あきる野市の古代野菜に属する“のらぼう”が先日テレビで紹介されていました。
 のらぼうは、子供の頃からなじみの“枝葉を欠いて食べると、そこに新芽が延びる野菜”で、今もあきる野市の実家で栽培している(小生は栽培方法を知りません!!)。
 急勾配の荒れた農地や無農薬でも育ち、この味の良い野菜が一般に普及しない理由は、タネまきから収穫までの期間が長く、収穫後に葉がしおれやすいなど販売目的には適さないと番組で紹介されていた。しかし、JAあきがわ関連の売店では、あきる野市地域の皆さんに販売されている。
 これら、衣食住・環境など、多方面に渡って日本の良さを見直す機運が高まる事を期待します。

“のらぼう”タネ屋さんのURL:野口のタネ
  http://www.saitama-j.or.jp/~tanet/yasai/norabou.html

記:山下 岩男(2003-04-12)