戸隠スキー参加記 (スキー同好会行事)

 1月7日から9日までスキー同好会行事の戸隠スキー場でのスキーを楽しむ会に参加した。今回は3日間とも穏やかな天気で、北アルプスから妙高までの山々、戸隠連峰のダイナミックな大岩壁を見ながら滑走を行う。景色を楽しみながら貸切状態のゲレンデ全面を使って気分良く滑る。山岳展望全国一の戸隠スキー場の良さを十分楽しめた3日間だった。

  25名が参加
 EGOBスキー同好会は、関東地区のスキー好き・ホンダOBの会に発展拡大している。今回の参加者は紅1点の宍戸夫人を含め例年の倍、過去最多の25名が参加した。大勢の参加にもかかわらず怪我・病気・他人との衝突などのトラブルが皆無であった。昨年4月の納会時には怪我・病気・衝突のトラブルなどの話題が多かった。スキー場は貸切状態で他のスキーヤーやボーダーとの接触を心配する必要がなく、天候にも恵まれ斜面の凹凸がよく見え、気分良く安全にスキーが出来た。今年は年初からベストのスタートだ。

 スキー技術の向上(私事)
 まず私事から。昨年のシーズンを振り返ってみる。"大澤さんはよく転ぶね!"と言われていた。難しい斜面というより、緊張感が途切れているとき斜面のちょっとしたイレギュラーにスキーの先が引っかかることが多かった。それとカナダのヘリ・スキーの3本目以降、深雪での滑りがおかしくなっていた。今更スキーの猛トレーニングをする気は毛頭ない。しかし、何かきっかけが欲しい。昨年12月、永野間さんに紹介されたスキー・バーゲンで巾広の板を購入した。カナダのヘリ・スキー時、多くの方が使用した巾広の板が気になっていた。購入した板は、長さ178cm、スリーサイズ:トップ123mm・センター90mm・テール110mm。今まで使用していた板より、スリーサイズの各々がちょうど30mm巾広である。深雪でも板が沈まない設計になっている。今の板をベースとして、巾広の板はどんな滑りになるのかを頭の中でイメージ・スキーを行った。どうイメージしても今の板より安定した滑りが期待出来そうだ。実際に滑ってみて確認するのが戸隠の場であった。
 硬いバーンの急斜面でエッジが多少ズレるが、斜面を切り上がってスピードコントロールしながら滑ることが出来る。斜面上のちょっとしたイレギュラーで板の先が引っかかることがなくなる。小回り(ウェーデルン)もスキーの先の引っかかりが無いため楽である。深雪に対しては、沈み込んで上体を谷側へ投げ出す感じのみで楽に回ることが出来る。圧雪斜面での安定感、深雪での安定感が増し、より一層スキーが安全に楽しめるようになった。新しいスキー板(紹介者の永野間さんを含め)に感謝!感謝!である。

 スキー技術の向上(会員)
 スキー板の技術進歩をうまく利用すれば、上達も早く、より気分よく安全なスキーが楽しめる。ほとんどの方が160cm以下の板を使用するようになった。スキー滑走面の滑りを気にする人が多くなったことも向上のあらわれである。全体の平均技術レベルが一段と向上した。

 戸隠山荘(信州大学 若里会山荘)
 戸隠山荘には22名が泊まったにもかかわらず、我々グループの貸切であったため、多人数も気にならなかった。料理は若い(もう40代半ばになられたか?)独身の管理人が調理の修行をしたとかで味付けがうまい。高い素材は使っていないがうまい食事が食べられる。2泊して飲み放題、食べ放題で2泊2食付12000円は安い。料理がうまくてお客に対してうるさい小言を決して言わない。お客からみると管理人はこうあって欲しい。

 温泉
 戸隠神社中社リフト乗り場のそばに"神のお告げ・温泉"がある。昼食休みに温泉に浸かり、それからスキーをするという、今まで聞いたことのないユニークな発想の方々がおられた。温泉好きな方も満足されたと思う。

 2時間40分
 最終日には15時戸隠山荘発で帰る。17:40狭山工場の駐車場着。一昔前は6〜7時間位かかったのに近いスキー場になったものだ。

記:ohsann(2003-01-11)