フィリピンから”車”事情

 Egobnetの「いろいろ情報」を拝読いたしました。考えてみると、私は19才で運転免許証を取得しました。 以来、55才まで、60才までと終着時間を心に決めて、ホンダ車を愛用してきました。最近は65才までと変更しております。但し、運動神経、反射神経の衰えを少なくする手段を講じつつ。

 ところで、訪比以来3ヶ月経ちました。ここフイリピンは大変車の多い国であり、首都圏の交通ラッシュは日本以上です。信号がほとんどない・運転マナーがデタラメである・道路網が整備されていない・歩行者集団の飛び出しは日常茶飯事…などの理由によると思います。

 昨日は私が乗っていた車が「車線変更違反」ということで、運転手と警官が大口論。袖の下を通すことになりました。要求通り、1200円相当の現地貨幣を渡したようです。噂に聞いていた悪徳警官です。

 首都圏では日本車が圧倒的に多い。その中で、トヨタが1位(全体の45%)、ホンダが2位(全体の30%)のようです。更に、ホンダ車を分析すると、圧倒的にシビックが多い(90%)。そして、ここ2ヶ月位の間に、CR−Vがぐんぐんと増えています。日本車では三菱・日産・マツダが落ち込み、ホンダが伸びているようです。

 日本車以外ではベンツ・BMW・アウディーといったところです。こちらでは、多くの車に乗る機会に恵まれています。必然的に乗り心地あるいはエンジン性能の比較をすることになります。同行グループメンバーからの評価が圧倒的に高い車は『アコード』です。ある意味では「ベンツ」を越えているとのこと。海外に出て、元他社同業者からこのような『言葉』をいただけて大変に光栄に思った次第です。又、現地の若い人達による『ホンダ・シビック』に対する評判が非常に高い。これらの事実を是非、皆様にお伝えしたく思います。

 尚、自動車製造に関わる裾野産業への技術協力については、スタート時のアンマッチも乗り越えて、ほぼ順調に展開中であります。昨夜から更に危険度が増しているフイリピン・マニラより

記:田崎 直一(2001-10-08)