確定申告初体験記

 2月16日から確定申告の受付が始まる。
 「ホンダ厚生年金基金」が開催する「確定申告勉強会」に参加してから 申告しようと考えていた。
 「年金ルーム和光」に電話すると予約制になっており、3月5日しか空いていないという。
 3月15日が申告期限であるからちょっと遅いなと考えていた。

 2月15日、ハローワーク飯能での失業給付受取りの最終日である。
 飯能市役所の 駐車場に車を置いてハローワークに出向く。
 帰り、市役所の中をのぞいてみると「確定申告相談会」を開催している。
 早速、帰宅して、「源泉徴収票」「保険金の領収書」などをかき集める。

 確定申告にあたっての予備情報収集は昨年から行っていた。
 雑誌「マネープラス2月号」の確定申告特集号を購入。
 確定申告関連のホームページ「タックスアンサー」「go相談.com」 「エクスプレスの税金超特急」などに目を通す。
 しかし、OB会仲間からの情報が一番よかった。
  1)2月に入ると出来るだけ早く申告した方が混まないよ。
  2)相談員に相談するのが一番手っ取り早いよ。
  3)「源泉徴収票」は、年金・給与・賞与など忘れずに申告すること。
     (税務署に連絡が入っている情報だから)
  4)マル秘事項が1件。
     (近々マル秘でなくなる可能性あり)
などである。

 飯能市役所での「確定申告相談会」の午後の部は1時からとなっている。 20分前に着くとすぐ相談にのってくれる。 昼食休みがないのかな。 相手は30代前半くらいの車椅子の青年。 ”私が書きましょう”といって、「源泉徴収票」「保険金の領収書」などをみながら書き込んでくれる。 約1時間で全て終了。 20万円弱が還付されることになる。

 もう1件。
 家内が一昨年盲腸の手術をした時、医療費17万円を支払った。 一昨年の「源泉徴収票」を物置のダンボール箱の中から探し出し、申告を行う。 1万4千円が還付されることになる。

 確定申告とは「税金を絞りとられること」と考えていたが、 全く逆で「税金を返してもらう場」であることがわかる。 しかも、このような相談会を利用すれば、簡明に申告できる。

 前夜の雪で路面が凍結し、飯能まで大渋滞であったが、書類を取りに帰るなどいろいろあって3往復。 飯能に行って得をした感じがした一日であった。

記:大澤 敏夫(2001-2-20)