紅葉もいよいよ里迄下りて来ました。　昨日はマラソン特異日と言うのでしょうか、大きなところでは読売主催のつくばマラソンにはシドニー１万代表の弘山が走り、日刊スポーツ河口湖マラソンにはマラソンの有森裕子とスケートの橋本聖子がゲスト参加、この２大会が双璧でしょうか？　私も秋田の100ｋｍマラソンは別格として、一昨年のハワイのホノルルマラソン、昨年のオーストラリアゴールドマラソンと走れたので、今年もどこかと考え河口湖に申込みをしました。　いつもは心配でキンギョの糞の様に付いて来る家内が都合で行けないので電車での参加となる。

　湖畔の会場では前日からドリンク、グッズ、スポーツ用品などのお店がテントを並べ、夜には前夜祭で大いに盛り上がっていた。例年寒い中でのレースですが今年は暖かく走りやすいコンデｲションに恵まれ、湖畔を２周するのですが紅葉がぴったりな上、雪化粧の富士山がドカント真正面に眺められランナーの目を楽しませてくれました。　流石に２周目にはいささか疲れも出て来て景色よりも足元を気にしながらも何とか完走する事が出来ました。ゴール後は身体中に一気に沁みこむ様なあのビールの味、これが有るから止められないのかも？　足裏に出来た大きなまめ、血が死んで何れ剥がれる親指の爪、皆良く耐えて頑張ってくれ有難う！　帰路大月駅で乗り換え待ちになり売店でビールを買おうとしたら、何処かで見た様な女性がいる。

　良く見たらマラソンの有森裕子ではないか、急いでリュックの中からスケッチブックと４Ｂの鉛筆を取り出し「すいませんサインを下さい」。するとスケッチブックを見て「随分大きいですね」と言いながらもすらすらとサインを済ます。１分も経たないうちに特急が来て乗って行きました。ほんの一瞬の出来事でした、そばに居たおばさん達からよくサインを貰う道具を持っていましたねと羨ましがられました。翌朝、サインは早速額に収まり我家の一員になりました、お出での節は是非ご覧下さい。

　犬も歩けば棒にも当たると言いますが、色々と積極的に行動していると神様がご褒美を下さる事も有るのでしょうか？　お互い健康に注意し楽しく過ごせるよう頑張りましょう。

記：森山 精也(2000-11-27)