平成29年度 スキー同好会(WSA)活動総括&秘話

総括

 WSA恒例のオープニングミーティングを18名の参加者で12月6日(水)に行った。このスキー同好会が発足して、18年目になる。


写真はオープニングでのWSA会員メンバー東武ホテルにて

・12月初めから寒波がきて、今シーズンは雪不足で悩むことはなさそうである。 悩まなければならないのはメンバーの平均年齢が喜寿と高齢化してきていることである。体力的にはまだまだ若い人には負けないが、脳力(能力ではない)では大分落ちていることが実感されてきた。

・スキー行事は例年のごとく1月の戸隠スキーから始まった。いつもの時間にいつものコースを車で移動して戸隠に行くのだが、Nさんの車が湯の丸SAの集合場所へなかなか来ない。ドライバーの本人は話さないので同乗者に聞くと、藤岡JCTで関越道から上信越道へ入らなければならないのにそのまま関越道にのって新潟方面に行ってしまったとのこと。
戸隠って新潟にあったのかい、長野じゃないの!
今まで何年、何十回戸隠へ行ってんだよ!。
Nさんもう一つ話題を作ってくれた。2月の八方スキーである。八方スキーは2月27日〜3月1日に設定されていた。高坂SAで待ち合わせて3人をピックアップしてNさんの車に相乗りで行くことになっていた。
Nさん待ち合わせ時間に到着してもだれも来ていない。“待ち合わせ場所に着いているよ”と同乗予定者の一人に電話をしたら、八方スキーは明日からじゃないのと言われ、日程を再確認、その日は2月26日、一日早く出発してしまったのだった。

もう2つ脳力に関する話題

・Sさん仕事帰りにオープニングMtgへ参加された。背広を着てネクタイを締めバッグをもって現役時代そのものである。仕事で頭がいっぱいだったせいか、帰りにMさんのバッグを間違えて持っていってしまった。電車に乗るときに間違いに気づいて会場に戻ってきた。Mさんバックが戻ってきてホッとしたが1時間に1本しかない電車に乗り遅れてしまった。その償いなのか戸隠でSさんよりワインの差し入れがあった。Mさん有難う。現役時代には絶対に他人のバックを間違えることはなかっただろうが、やはり・・・・

・戸隠での休憩はヤナギランが定着してきた。今年は経営者が変わり愛想もよくなり、本格的なイタリアンが食べられるようになった。Sさん午後の休憩後トイレに行って手洗い場所に財布を忘れてきた。気が付いたのは夕食時である。
直ぐにヤナギランに電話をして保管されていることを確認した。しっかり者でSさんの旦那を支えてきた人がこんな失態をやるなんて。お陰様で夕食時にSさんからワインの差し入れを頂いた。またお願いします。

・最初に雪不足で悩むことはなさそうであると書いたが、雨には悩まされた。
戸隠の3日目朝から雨の降る天気である。雨が降っても雪さえあればスキーは出来るとゴーグルを手で拭きながら濡れるのもかまわずゲレンデで滑りまくる。
-60℃でも濡れず暖かいという防寒テムレスという北海道の漁業者が使う手袋の性能を確認するいい機会であった。中には水は浸み込まないが少し冷たさは残る、インナーをつければOKだろう。価格は1500円。

・同好会発足時から八方スキーは雨の八方と言われ、日にちを変えたりしても雨にたたられ、幹事のせいにされていた。八方幹事がNaさんからKさんに変わってから最高の条件にめぐまれスキーを楽しめてきた。
しかし今年は違った。最終日昨日の晴天と打って変わって、朝からべた雪が降り続き水分の多いみぞれに変わって来た。朝食後滑る準備をしてロビーに行くと今日開かれる予定のリーゼンスラローム大会へ出場する選手が戻ってきているではないか。聞くとゴンドラ、リフト動かず、スラローム大会は中止とのこと。これでは体力に自信のあるWSAメンバーでも歩いてスキーをする気にはなれない。早々に帰宅せざるを得なかった。やはり幹事が変わっても ♪八方は今日も雨のだった♪ の八方であったか。
八方でのWSAの意味は“Water Ski Associationの”意味なのか。

WSAメンバーで飯綱スキー場のインストラクターをやられている児玉さんから戸隠スキー参加者全員へリンゴのお土産があった。本業はリンゴ園経営である。児玉農園は日当たりのいい斜面で育ったリンゴであり長野県でも最高級品である。
下の写真を見てください。普通のリンゴと比較したものであるが、3回りも大きさが違う馬鹿デカさある。児玉さんに言わせれば規格外だから売り物にならないので皆さんに持っていってもらうんだと言っているが、味は蜜が入って最高。
規格外はホンダが大きくなってきた原動力であり最高の褒め言葉である。


2018年は平昌冬季オリンピックの年でもありスキーの人気が復活するかと期待していた。しかしオリンピックで活躍したのは、スケート、スノボー、カーリング、ジャンプ、モーグルであり、我々のスキーに身近なアルペンスキーはそんな種目があったっけ、と思わせられるような惨敗である。

この同好会は18年間も続いているが、スキーの変化は大きい。スキー道具はもちろん、滑り方、楽しみかた等大きく変わってきている。リフトに乗るのに待ち時間はなくなったことはリフトの輸送力アップもあるがスキー人口も減ってきていることを実感できる。どのように並べばリフトに乗る時間短縮になるか、割り込むタイミングは、などと考えながら30分待ちの乗車が懐かしい。

今シーズン参加の最高齢者は85歳の中島さんでした。スキーといいビデを作成といい、最高の規格外である中島さんを目標に来シーズンも滑りまくりましょう。

中島さん曰く 俺は 100歳まで滑るぞ!

1月15日(月)〜18日(木)戸隠スキー場(参加者20名)
                         文:戸隠幹事 山口

今シーズンぐらい雪の心配が無い戸隠スキーは初めてである、冬の到来が早く来て寒波も2〜3回来たので積雪も順調に増えて出発日には150pになった。
今年の特徴としては参加者が少なくなったことである、前年度26名から今年は 19名と少なくグループも高齢者になって体力的に、また家族事情的にやもえない面もあり、若い人の加入が必要となったようである。一日目は天気も良かったが第6リフトが電気系統の故障で午後2時頃まで動かないアクシデントもあった。
二日目朝はガスっていたのでD組は中社ゲレンデに初めて行ってみた、誰もいないゲレンデを気持ち良く滑れて講習会をするにはもってこいのゲレンデでした、ガスも無くなり晴れてメノウコースも楽しく滑れて昼食はワインなどを飲んで海外に行った様なリッチな気分でD組は二日目を終えた。三日目は雨の予報で朝から変な天気で10時頃から小ぶりの雨になったので滑らないで帰る人、 奥社にハイキングに行く人、雨の中滑るグループに分かれて楽しんだ。
そして今年は児玉さんから全員に一かごのリンゴ、サプライスのお土産があり 怪我人もなく無事終了して心に残る戸隠スキーになった。
 




2月3日(水)〜5日(金) 志賀高原スキー場(参加者20名)
                          文:志賀幹事 柳沢

 冬型の冷え込み、天候もまずまず、初日から4日間パウダースノーを楽しんだスキー行であったと言える。ただ、期待した新雪は少なく、山の上部は毎日ガスがかかり朝のうちは下の方で滑り、様子を見ては上に行くという状況。又、今年からダイヤモンドと一の瀬を繋ぐ短いリフトが出来、焼額方面への行き来がぐんと楽になったため、様子を見ては一寸行って来るということが容易に出来た。 3日目、上部はガスが濃かったのでダイヤモンドで9名のメンバーでいろいろなフォーメーションスキーをやって楽しんだ。がSさんが軽く転倒したと思ったら膝を痛めたのは残念だった。 今年からKさん、Hさんが長い幅広の深雪用スキーを持ち込んで来てあちこちのオフピステを荒らしまわっていた。その結果Hさんは志賀でKさんは帰ってから風邪をひいた。(疲れです)

 一方4日目には程好い新雪に恵まれたのでD組メンバーに新雪滑りを楽しんでもらうべくダイヤモンドへ・・・結果大成功。




2月13日(火)〜16日(金) 蔵王スキー場(参加者12+8名)
                          文:蔵王幹事 永野間

2月13日?15日の2泊3日組(12名)と16日までの3泊4日組(8名)の2班による3年目の蔵王合宿だった。過去2回は上の台ゲレンデにある「ホテル樹林」だったが、今年は中央ロープウエイから徒歩1分のホテルルーセントタカミヤになった。
これは、樹林がこの時期満室で予約取れなかった…が過去の実績から申し訳ないということで姉妹会社のタカミヤを紹介してくれた。ちなみに10月に申し込みしたにも関わらず。
これは、旅行代理店が纏めて押さえているためと後で分かった。
タカミヤが当初2泊しか取れなかったが、後で3泊も可能になったのも、押さえていたが客が取れなかったので解放したためだろう。
樹林とタカミヤでは、一泊2000円の差があり皆さんにはどう受け止められたか。
(9000円と10950円/一泊)それでも一般申し込みより3000円ほど安い。
樹林のメリットは、履いてすぐ滑り脱いですぐ入る。タカミヤのそれは、何といっても温泉。それと5人部屋に3人とゆったりできたこと。食事はほぼ同じ。これ来シーズンの課題だ。

ゲレンデに出よう。
ゲレンデ一面ファファの新雪。こんなことあまり経験したことがない。
無理してリフトの下を滑らなくてもどこでも新雪。でも注意しないと前からのデコボコ、以前圧雪の境目で足をとられるので注意が必要だった。広くてゆったりのゲレンデ、長くて豪快な滑走コース、流石に蔵王は何処へ行っても楽しませてくれる。
志賀と比べたらどっち? ただ困ったことに上の方はすぐガスッてくる。これがなかったら志賀より上だろう。ゲレンデ間のアクセスも良いし。
このガスで先頭のYさんがチョイと迷うところがあって目的地点と違うところに着いて(前と同じ場所)余計な運動(階段歩行)をしたことがあった。何しろ、前の人についていくのが精いっぱい。周りは何も見えず♪♪(谷村新司の昴、目を閉じて何も見えず)
浅倉の壁は今年も滑らずだった。割れが入り雪崩の危険があるため。このままだと足の度胸が衰え永遠に降りれなくなるかと心配している。来年行ったら何としても降りなければ・・・。
もう一つ韓国料理の美味い処見つけたのでこれも来年の宿題。

スキー場の天気は往々にして意地悪をする。それは、帰り際に良い天気になること。
今回も4日目は真っ青な晴天。2泊3日で帰った仲間には悪いが素晴らしい蔵王サヨナラスキー日和だった。小生は、昼食後、皆と別れ「ホテル樹林」にタカミヤを紹介してくれたお礼に行き、そのまま懺悔坂まで登り(途中ダイヤモンド、ザイラーコースを滑り)百万人のゲレンデ経由でホテルに帰ったのが午後3時を回っていた。
尚、女性美人ボーダーに助けられた御仁がいるらしいが、文章には恥ずかしくて書けないらしい。直接話して貰いましょう。 




2月27日(火)〜3月1日(木) 八方スキー場(参加者15名)
                          文:八方幹事 木村

初日は、全員、9時過ぎには宿に着き滑り始めました。
昼は、兎平テラスで昼食を取り、天気もそれなりに恵まれ、 山頂の八方池山荘で、それぞれ写真を撮りました。

2日目は、昼の黒菱ヒュッテに山田さん、中島さん、吉田さんが合流しました。
夕食は、15名の大所帯で大変盛り上がりました。
2日間共大変良い天候に恵まれましたが、3日目は早朝、べた雪が30cm程積りゲレンデが全閉鎖になったため。全員、朝食後、家路につきました。

若干1名、打撲しましたが、無事行事を終了しました。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。


ホテル パイプのけむり


3月12日(月)〜3月14日(水) 熊の湯スキー場(参加者14名)
                          文:八方幹事 綱川

今年の熊の湯は昨年とは違い、ドピーカンの3日間になりました。
前週の雨の影響で朝方はアイスバーンのために苦労されていましたが、 日中には楽しく各ゲレンデ巡りをされていました。一部の方は渋峠から292号の国道を滑って熊の湯まで下りて来る貴重な経験を楽しんだようです。
天候はいろいろありますが熊の湯の温泉だけは裏切りのない、いい温泉でした。




4月19日(木) 東武ホテル クロージングミーティング(参加者18名)
         

今シーズンを振り返り、全体の総括とメンバーから話題提供を受け盛り上がったミーティングであった。中島さんには音楽付きのビデオでプロジェクターに映された大画面を見ながらの反省会は来シーズンへのさらなる意欲を掻き立てられた。
IさんKさんは来シーズンもアメリカスキー場のでのシーズンチケットを申し込まれたとは、喜寿をとっくに過ぎた人の考えることかと疑う。
深雪用のファットスキーを購入したり、WSAイベント以外30日以上滑りまくる人、多少の怪我でもこぶ斜面に挑戦する人等やはり特注品の規格外人材の集まりであると再認識した。
WSAの意味は、本当は Wild Ski Academy 即ちスキー気ちがい集団の集まりなのか。
来シーズンも大いに話題を作って人生を楽しもうではないか。


東武ホテル クロージングミーティング


2018年WSAスキー行事計画表

 

記: 伊藤 洋(2018-04-19)