現代自「ジェネシス」がブランド評価でトップ、アウディ・レクサス上回る
   −米誌調査



 高級車メーカーと言われて現代自動車が思い浮かぶことはあまりない。ところが、米消費者団体専門誌コンシューマー・リポーツが22日発表した2018年の米乗用車ブランド番付で、ドイツの競合各社を抑えて首位になったのは現代自の高級車ブランド「ジェネシス」だった。

 昨年首位だったフォルクスワーゲン(VW)の高級車ブランド「アウディ」は2位に転落。BMWとトヨタ自動車の「レクサス」、VW傘下の「ポルシェ」がそれに続いた。同じく韓国勢の起亜自動車は6位と、スバルやテスラ、ホンダ、トヨタを上回る順位。

 ジェネシスの勝利はまず信頼性と燃費、次いでパフォーマンスと高級車機能の分野における韓国自動車メーカーの長年にわたる着実な改善を反映していると同誌の自動車試験ディレクター、ジェーク・フィッシャー氏は指摘した。

 JDパワーの1994年の品質調査で現代自は最下位だったが、現代自と傘下の起亜は、もはや安くて実用的な都市型乗用車のメーカーとは見なされていない。今では共にJDパワーによる自動車の年間信頼性調査でも最高評価の一角を占めている。

nikkan.co.jp(2018-02-23)