都市対抗野球:南関東地区第2代表にホンダ


 第88回都市対抗野球大会の南関東地区予選は5日、ホンダ(狭山市)が初出場を目指したオールフロンティア(春日部市)を降し、2年ぶり31回目の出場を第2代表で決めた。

南関東(千葉・ゾゾ)

 ▽第2代表決定戦

オールフロンティア

000001000◆1

03011060×◆11

ホンダ

(ホンダは2年ぶり31回目)

「恐怖の9番」で「5点打線」結実

 2次予選の初戦で苦杯をなめさせられたオールフロンティアに、ホンダが猛打で雪辱し、2年ぶりの代表に返り咲いた。打線を活気づけたのは、就任1季目の岡野監督が「恐怖の9番」と評する2年目の鈴木だ。

 二回2死二、三塁で変化球に食らいつき、一、二塁間を破る先制打で2点をチームにもたらした。前回対戦時は1番を任されたが5打数無安打。敗者復活1回戦から9番に座ると、3試合で11打数5安打、チーム最多の9打点と勝負強さを発揮した。

 「5点打線」を掲げる岡野監督の「下位が打つと大量点になる」との言葉通り、この3試合の得点はいずれも7点以上。都市対抗通算個人最多タイの14本塁打を記録した西郷コーチとともに「しっかりと振る力」を植え付けた成果だ。それでも岡野監督は「まだ成長段階」と、本大会での猛打を見据えた。【江連能弘】

mainichi.jp(2017-06-05)