ホンダ、8月末で「モンキー」生産終了 排ガス規制強化で

 ホンダは24日、東京ビッグサイト(東京・江東)で開幕した「東京モーターサイクルショー」で、8月末に人気の原付きバイク「モンキー」の生産を終了すると発表した。1967年の初代モデルの発売以降、小柄で扱いやすい車体やデザインが多くのファンを集めてきた。国内で9月から排ガス規制が強化されるのを機に、およそ半世紀に及ぶ歴史に幕を下ろす。

 モンキーは1961年に東京都日野市に開業した遊園地「多摩テック」の乗り物として製作された「モンキーZ100」が原型だ。ホンダが67年に公道走行可能な初代モデル「モンキーZ50M」を国内発売した後、50年間ほとんど車体のデザインを変えていない。

 扱いやすい排気量50ccの「ミニバイク」として若者を中心に幅広い層から人気を集め、海外各地の展示会でも注目を浴びた。

《追記》
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nikkei.com(2017-03-24)