都市対抗野球 逆転で日立43年ぶり4強 梅野9K完投

 第87回都市対抗野球は大会10日目の24日、準々決勝3試合。第2試合はホンダ鈴鹿(鈴鹿市)と日立製作所(日立市)が対戦。序盤に逆転した日立製作所が、集中打で追加点をあげてホンダ鈴鹿に快勝した。日立製作所は44回大会(1973年)以来43年ぶりの準決勝進出。

 〇日立製作所(日立市)6-1ホンダ鈴鹿(鈴鹿市)●

 1点を追う日立は、四球で出塁の4番・菅野を一塁において6番・田中政が右翼席に2点本塁打を放って逆転に成功。四回にもホンダ鈴鹿の2番手・藤本から田中政が適時打を放つなど打者9人で3安打、4四死球を集めて4点を追加し勝負を決めた。日立の先発・梅野は、ホンダ鈴鹿から9三振を奪い被安打4失点1の危なげない投球で9回を投げきって勝利。

 ホンダ鈴鹿は先発の山本健が四回途中4失点と試合を作れず、継投の藤本が一死も取れずに降板するなど投手陣が誤算。初回、4番・石井の適時打で先制しただけに流れを作れなかったのが惜しまれる。

毎日新聞(2016-07-24)