タカタ製エアバッグ不具合、ホンダ78万台リコール

 タカタ製エアバッグの不具合問題で、ホンダと同社の海外子会社は9日、火薬の劣化を防ぐ乾燥剤が入っていないエアバッグを搭載した「オデッセイ」など15車種計78万4098台(2003年7月〜09年12月)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。タカタ製エアバッグを巡る国内のリコールは自動車メーカー17社で約1343万台となった。

 国交省によると、対象となるのは助手席のエアバッグ。製造年が古い部品から優先して交換し、部品の供給が間に合わない場合には作動しないよう一時的に機能を停止させる。

 同省はタカタ製エアバッグで乾燥剤が入っていないものについて、5月に自動車メーカー各社に追加リコールを指示。対象台数は約700万台に上るとみられる。

《追記》
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nikkei.com(2016-06-09)