ホンダ新車、中国で初の100万台販売へ SUVが好調

 ホンダの中国の新車販売台数が来年、100万台の大台を初めて超える見通しになった。スポーツ用多目的車(SUV)が来年も好調な販売を続け、主力車種の全面改良による上積みも見込んでいる。

 ホンダは中国に、広汽ホンダと東風ホンダという合弁会社をもつ。広汽は今年を5万台上回る60万台以上を来年に売る方針。今年40万台を売る計画の東風も、好調な小型SUV「XR―V」に加え、世界戦略車「シビック」を全面改良した新型車を来春に売り出す予定で、拡販が期待できる。

 日系メーカーでは、日産自動車(今年の販売計画125万台)、トヨタ自動車(同110万台)に次ぐ「100万台プレーヤー」の仲間入りをしそうだ。

 ホンダが2日発表した11月の中国の新車販売台数は前年同月比32・7%増の9万836台で、11月として過去最高を更新した。今年の販売目標(95万台)の達成もほぼ確実だ。(榊原謙、斎藤徳彦)

asahi.com(2015-12-03)