圏央道を来春値下げへ…首都圏の高速、料金統一

 国土交通省は都心の渋滞を緩和するため、首都圏の高速道路の距離当たりの料金を同水準に統一する。

 割安な首都高速道路については料金の上限を引き上げる一方、割高な首都圏中央連絡自動車道(圏央道)などの料金を引き下げる。高速道路会社が今後、新しい料金を決め、来年4月から導入する。

 高速道路は路線によって距離当たりの料金が異なる。路線ごとに建設コストが異なるからだ。圏央道は建設にかかった多額の費用を料金収入で賄うため一部の区間が他の高速道に比べて割高となっている。

 例えば、東名高速の厚木インターチェンジ(神奈川)から東北道の久喜インターチェンジ(埼玉)に圏央道経由(同区間は11月に全通)で向かう場合、普通車だと3770円かかる。一方、首都高経由の場合、距離はほぼ同じだが料金は590円安い3180円で済む。

The Yomiuri Shimbun(2015-09-11)