都市対抗野球:王子の近藤が連続完封 V候補のホンダ降す

 第86回都市対抗野球(毎日新聞社、日本野球連盟主催)は大会7日目の24日、東京ドームで2回戦3試合。第3試合は王子(春日井市)とホンダ(狭山市)が対戦。王子先発・右腕エースの近藤が6安打完封の好投でホンダを2-0で降した。近藤は初戦のセガサミー戦も完封しており、18イニング無失点。王子は準優勝した第79回大会以来7年ぶりの8強を決め、27日の準々決勝でJX-ENEOS(横浜市)と日本新薬(京都市)の勝者と対戦する。

 ○王子(春日井市)2-0ホンダ(狭山市)●

 王子の投打がかみ合った。先発の近藤がホンダを6安打に抑え、初戦に続く完封勝利。五回に荒川の中前適時打で先制。七回にも青山の中前適時打で追加点を挙げた。ホンダは先発の幸松と救援の石橋が好投したが、走者を出しながら、あと1本が出なかった。

 王子・稲場勇樹監督 接戦で勝てるチームを目指してきた。近藤は相手に向かっていく投球をしてくれた。継投は考えなかった。

 ホンダ・長谷川寿監督 今季はいかに得点圏に走者を進めるかがテーマだったので、無死からの好機を生かせなかった今日の負け方は残念。力を出し切れずに終わってしまった。

毎日新聞 (2015-07-24)