ホンダがアフリカに挑戦、「アコード」の生産開始

 ホンダは2015年7月10日(現地時間)、アフリカ西部のナイジェリアの工場でセダン「Accord(アコード)」の生産を始めた。2輪車工場の敷地内に、4輪車の生産設備を導入して実現した。同社がアフリカで4輪車を生産するのは初めて。

 ナイジェリアの現地法人Honda Automobile Western Africa社の工場で生産する。生産能力は年間1000台と少ないが、「新成長市場とみるアフリカ全体への事業拡大に向けた第一歩」(ホンダ取締役・専務執行役員の山根庸史氏)と位置付ける。

 ホンダは、アフリカの4輪車市場に挑む布石をこれまで少しずつ打ってきた。1980年にナイジェリアで2輪車を生産開始。2013年に、同国で4輪車事業の現地法人を設立した。また2000年に南アフリカに現地法人を設立。アフリカ東部のケニアには2011年12月に4輪車の販売事務所を開設し、2013年3月には同国で2輪車の生産・販売機能を備えた現地法人を設立していた。

《追記》
☆本田技研工業情報 「ナイジェリアで四輪車の生産を開始」ここをクリック

nikkeibp.co.jp(2015-07-13)