ホンダ、新型「ステップワゴン」発売−ダウンサイジングターボを初採用

 ホンダは23日、ミニバンの新型「ステップワゴン」を24日に発売すると発表した。小型エンジンと過給器を組み合わせて燃費を改善する「ダウンサイジングターボ」にホンダ車として初めて対応した。後部の縦開き式の荷室ドアに横開き式のサブドアを装備し、狭い駐車場での荷物の出し入れを容易にするなど実用性も高めた。消費税込みの価格は228万8000円から。

 新型車は1・5リットル直噴ターボエンジンを搭載。旧型車の2・0リットルエンジンから小型化した。低回転域では2・4リットルエンジン並みのトルクを発生し、多人数の乗車時や坂道などでも力強い走りを実現した。燃費(JC08モード)は1リットル当たり最大17・0キロメートルと、旧型車と比べて約13%向上した。

 同日会見したホンダの峯川尚専務執行役員は燃費の向上に関し、「ハイブリッド車(HV)にするとガソリンエンジン車と比べて三十数万円の売価アップとなり、新しい提案としてダウンサイジングターボを試みた」と説明。「世界で燃費規制が強化される中、ガソリン車としてダウンサイジングターボの提案は避けて通れない」とし、今後も同領域を強化していく姿勢を示した。

 新型車は、衝突軽減ブレーキ機能などを含む先進安全技術群「ホンダセンシング」にオプションで対応する。

《追記》
☆本田技研工業情報 「新型「ステップ ワゴン」「ステップ ワゴン スパーダ」を発売 〜新開発の直噴1.5L VTEC TURBOエンジンを搭載〜」ここをクリック

nikkan.co.jp(2015-04-24)