マクラーレン・ホンダはアロンソが11位完走…次戦に闘志/バーレーンGP

 【サキール(バーレーン)19日(日本時間20日)】F1世界選手権は19日、当地のバーレーン国際サーキットで第4戦バーレーンGPの決勝(1周5.412キロ×57周)を開催。ルイス・ハミルトン(30)=英国、メルセデス=がポールトゥウインで今季3勝目、通算36勝目を挙げた。

 キミ・ライコネン(35)=フィンランド、フェラーリ=が、終盤にニコ・ロズベルク(29)=ドイツ、メルセデス=をかわして2位。ロータス・ルノーに所属した2013年10月の韓国GP(2位)以来初めて、フェラーリ復帰後、初の表彰台に立った。

 バルテリ・ボッタス(25)=フィンランド、ウィリアムズ・メルセデス=が4位。予選2位から、第2戦マレーシアGP以来の優勝を目指したセバスチャン・フェテル(27)=ドイツ、フェラーリ=はコースアウトした際にフロントウイングを痛めたことが響き、5位に終わった。

 マクラーレン・ホンダとして初めて予選2回戦(Q2、上位15人)に進出し、14番手からスタートしたフェルナンド・アロンソ(33)=スペイン=は1周遅れの11位。直線であっさり抜かれる場面もあり、パワーユニット全開での走行はまだできていない模様だが、チームの今季最高位に並んだ。同僚のジェンソン・バトン(35)=英国=は、初日から悩まされ続けた電気系のトラブルに起因すると思われる不具合を修復できず、今大会を欠場した。

 F1はいよいよ欧州に舞台を移し、次戦の第5戦スペインGPは5月8日に開幕する(同10日決勝)。アロンソはバーレーンでの決勝を前にスペインのEFE通信に、「Q2進出はマクラーレン・ホンダにとって十分な結果とはいえないが、人は走る前にまず歩くことを覚えなければならない」と名言を披露。次戦では車体、パワーユニットともテコ入れが予想され、マクラーレン・ホンダにとっては大きな節目となることが期待される中、「スペインではQ3(予選3回戦、上位10人)への進出が現実的な目標になる」と語り、自身の母国GPに闘志をみせた。

《追記》
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sanspo.com(2015-04-20)