ホンダ八郷新社長「グローバル体制、さらに進化」 記者会見

 ホンダは23日、伊東孝紳社長(61)が取締役相談役に退任し、後任社長に八郷隆弘常務執行役員(55)が昇格する人事を発表した。6月開催予定の株主総会後の取締役会で正式決定する。

 八郷氏は同日都内で開いた記者会見で「私の役割はチャレンジング(挑戦的)な商品や技術を生み出すこと、グローバルなオペレーション(運営体制)をさらに進化させること」と述べた。そのうえで「2015年はチャレンジを続けてきたものをお届けできる段階になった」と強調した。

 同席した伊東氏は「経験や知見を生かし、グローバルオペレーションを引っ張っていってもらいたい」と話した。「若いリーダーのもとでチャレンジすべきだと思って引き継いだ」と語った。

 ホンダは小型車「フィット」の相次ぐリコール(無償修理・回収)にタカタ(7312)の欠陥エアバッグ問題が重なり、1月には15年3月期の連結業績予想を下方修正するなど苦戦している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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nikkei.com(2015-02-23)