ホンダジェット、4月に日本で初公開へ


 ホンダは2015年前半に米国の顧客へのデリバリーを計画しているビジネス機「ホンダジェット」を4月末に日本で初めて公開する。

 同社の米国の航空機事業会社であるホンダエアクラフトカンパニー(本社ノースカロライナ州)の藤野道格社長(ホンダ執行役員)が2月13日に、北海道旭川市で記者団と懇談し、明らかにした。1機を持ち込み、1週間ほどで全国数か所を巡回、展示や体験飛行を行う。

 藤野社長は「できるだけ多くの皆さんにホンダジェットをご覧いただき、将来は日本でもこうしたビジネスジェットの普及が不可能ではないと実感していただければ」と話した。懇談会に同席したホンダの伊東孝紳社長は「現状では日本での事業化を決めたわけではないが、ホンダは日本の会社であり、こういう機会をつくりたかった」と述べた。

 ホンダジェットはこれまで100機を超える受注を得ており、現在、米連邦航空局(FAA)による認証の最終手続き中。ホンダエアクラフトは、3月末の取得を目指しており、ジェット機自体はすでに量産に着手している。
《池原照雄》

response.jp(2015-02-14)